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ediプレスリリース
 
 
■2004年12月6日 日経産業新聞 掲載記事抜粋
 
産業廃棄物 GPS・デジカメで管理 -トステム、不法投棄を防止-
 
トステムは全地球測位システム(GPS)とデジタルカメラの画像を活用し、自社の産業廃棄物が適切に処理されているかどうかを管理する仕組みを導入する。このほど本社の研究開発部門が排出する廃棄物で試験的に採用。成果を検証しながら他の工場にも広げる計画だ。産廃の不法投棄などを防止するとともに、優良な収集運搬事業者や中間処理事業者を選別する。

環境ベンチャーのアースデザインインターナショナル(edi、東京・港)が提供する情報システムを利用する。産廃の収集運搬車両にGPS端末を設置して運行経路を記録。廃棄物の様子はトラックへの積み込みや中間処理事業者に到着した時などに運転手などがデジカメで撮影する。運行経路や画像はediのサーバーに蓄積、トステムの管理者が参照できる。
システムは財団法人日本廃棄物処理振興センターが運営する電子マニフェスト(産廃管理票)制度とも連動、紙伝票の保管の手間も省ける。

トステムは十月に東京都江東区の本社で研究開発部門が排出する廃プラスチックなどの廃棄物を対象に追跡システムを採用。まず三ヶ月間運用し、廃棄物の適正管理や事務作業の軽減など成果をみて全国の工場や物流センターにも導入を拡大する。システムを本格的に導入した場合、利用料金は車両一台あたり一ヶ月約五千円。

トステムが全国で産廃の収集運搬や中間処理を委託する事業者は約四百五十社。産廃追跡システムの導入で、GPSや写真撮影に対応できる事業者を選別して、不法投棄を防止する狙いもある。
 
 
 
 
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